世界陸上ドーハでは18歳でゴールドメダルを獲得したキラニジェームズも男子400mに登場しました。
今大会優勝候補筆頭と言われていたマイケルノーマンがまさかの準決勝で落ちてしまい、キラニジェームズにも優勝のチャンスかと思いきや、バハマのガーディナーが43秒48という好記録での優勝!
このドーハのトラックは暑さで記録が出ないかと思いきや、周回種目はかなりの好記録が出ています。(同日女子400mハードルでは世界新記録52.16が出ましたし、前日の女子400mでも世界歴代3位の大記録が出ました。)
キラニジェームズは5位で終わり18歳から優勝をしていた過去とはかなり程遠い結果となりました
なぜ記録が衰退してしまったのか、しばらく陸上競技視聴から遠ざかっていた管理人が調べたところ意外な理由がありました。
キラニジェームズがバセドウ病に悩まされた
世界陸上ドーハ大会の400m決勝を見ていたときに実況の方がこのように言っていました。
「バセドウ病を乗り越えて…」
キラニジェームズはなんとバセドウ病に悩まされていたのです。
バセドウ病になると「激しい運動や心拍数があがる動作などを制限する必要」とのことなので、スポーツ選手にとってはかなりきつい病気となります。
そのため、恐らく思ったようには練習を積めなくなったのでしょう。記録が以前の水準よりも遥かに下がってしまったのはこの病気が原因なのだなと思いました。
キラニジェームズの自己記録は2019年10月時点では
400m: 43秒74(2014年)
です。
2011年には韓国テグの世界陸上で弱冠18歳にして優勝を飾り、当時の世界記録マイケル・ジョンソンの43.18を更新するならばキラニジェームズしかいないと思っていました。
ですから、その後思っていた以上に記録が伸びず、そうしている間にウェイド・バンニーキルクが世界記録を更新するなどしている内に、なぜキラニジェームズはだめになってしまったんだろうとずっと思っていました。
スポンサーリンク母が他界
更にキラニジェームズの母親(アニー・ジェームス)が他界したとの情報が決勝を観戦していて実況の方がお話されていました。
「ここ数年病に苦しみ、今年5月には母をなくし、天国の母へ金メダルを捧げられるか」
母が亡くなるというのはメンタル的に相当きついはずです。しかも、今年の5月ということでたったの数ヶ月前です。恐らく練習をうまく積めなかったでしょう。
為末選手も過去には世界陸上前に父親をなくし、一時は練習に身が入らなかったとお話されていたことも思い出しました。
スポンサーリンク引退との噂も一時は
ここ数年病に悩まされていたと言われていた事とシーズンベストの推移を見ると2017年頃から病に悩まされていたのかなと思います。
- 2015年 400m 43秒78 2015年8月26日
- 2016年 400m 43秒76 2016年8月14日
- 2017年 400m 45秒44 2017年4月8日
- 2018年 400m 44秒35 2018年6月9日
2017年の45秒44は明らかに遅すぎますよね。その年はロンドン世界陸上がありましたし、普通に考えればこんな記録で終わるようなシーズンなはずでは有りませんから。
この辺りから引退の噂が流れたのだと思います。
病気等辛いことが続いていますが、また復活をして来ており44秒台前半も出せるようになってきました。このまま頑張ってなんとか世界陸上やオリンピックで再度メダルを取れるようになってもらいたいものです。
マイケルノーマンやバンニーキルクなどもいますから金はさすがに厳しいですが、銅メダルなら届かない範囲ではないはずです。
スポンサーリンク世界陸上を見るなら
ちなみにですが、世界陸上を見るならParaviという動画配信サイトにて視聴できます。しかも、ダイヤモンドリーグも見ることができます。
コメントを残す