オデッサ(高潔なる意思)は、決して弱いキャラクターではありません。むしろ、味方の耐久力を上げながら回復や攻撃力バフまでこなせる、扱いやすいサポートキャラクターです。
ただし、現状の評価で「最優先で引くほどではない」とされやすい最大の理由は、強みがかなり防御・安定性寄りであり、現在の編成で求められやすい「短時間で敵を倒すための火力支援」と噛み合いにくい点にあります。
特に問題になるのが、
・バフを最大限活かすまでに時間がかかる
・剣属性へのバフなのに速攻性能を大きく伸ばせない
・2凸前提で評価が大きく上がる要素がある
・自身の火力は高くない
・解放軍編成への依存度がある
・回復役としても突出した性能ではない
という点です。
つまり「弱いから引かない」のではなく、「強い部分はあるものの、ガチャで優先して確保するほど環境への影響力が大きくない」という評価です。
オデッサの役割は「攻撃役」ではなく耐久サポート
オデッサの基本的な役割は、前列の味方を強化しながらパーティー全体を安定させるサポーターです。
代表的な能力がリーダーパッシブの、
「解放軍の味方のHP&防御力15%上昇」
です。
さらに固有スキルによって、4回行動すると前列の剣属性キャラクターを強化できます。
無凸では、
・攻撃力+30%
1凸では、
・攻撃力+30%
・防御力+30%
まで強化されます。
この数値自体は決して低くありません。
しかし、ここには「4回行動する」という条件があります。
この条件こそが、オデッサの評価を下げる大きなポイントの一つです。
最大の問題は「4回行動」が必要なこと
オデッサの固有スキルは、戦闘開始直後から発動するわけではありません。
「計4回行動すると」
という条件があります。
つまり、オデッサを編成しても最初から前列の剣属性キャラクターに攻撃力30%バフを与えられるわけではありません。
速攻型のパーティーでは、この差がかなり重要になります。
例えば、
戦闘開始
↓
敵を一気に攻撃
↓
短いターン数で敵を撃破
という編成の場合、4回行動するまでに戦闘の大勢が決まってしまう可能性があります。
特に「序盤の火力を上げて敵を早く倒す」ことが重要なコンテンツでは、4回行動後に発動するバフは使い勝手が悪くなります。
剣属性パーティーとの相性が意外と噛み合わない
一見すると、
「前列の剣属性に攻撃力30%アップ」
なので、剣属性パーティーの必須サポートに見えます。
しかし、ここにも問題があります。
剣属性の強みを活かしたいパーティーでは、できるだけ早く攻撃を開始して敵を倒したいケースがあります。
ところがオデッサのバフは4回行動後です。
そのため、
「速攻したい剣属性パーティー」
と
「4回行動してから本領を発揮するオデッサ」
の方向性が少しズレています。
オデッサ自身が火力を大きく伸ばしてくれるわけでもないため、編成全体の初動火力を劇的に変えるタイプではありません。
攻撃力30%アップだけなら魅力的だが、発動条件が重い
攻撃力30%という数値だけを見るとかなり魅力的です。
しかし、キャラクター評価では「何%上昇するか」だけではなく、
「いつ発動するのか」
が非常に重要です。
例えば、戦闘開始時から攻撃力30%アップなら非常に強力です。
一方、4回行動後に攻撃力30%アップとなると、短期決戦では価値が下がります。
オデッサはまさにこのタイプです。
長期戦なら強みを発揮しやすい一方、短期戦ではバフを活かす前に戦闘が終わってしまう可能性があります。
2凸で評価が上がるが、無凸では性能を出し切れない
オデッサを評価するうえでもう一つ重要なのが2凸です。
2凸すると「解放の芽吹き」が解放され、
「奥義を発動するたび」
に、
・前列の味方の最大HP+15%
・前列の味方のHP15%回復
という効果を最大2回まで発動できます。
これはかなり強力です。
最大まで発動すれば、前列の最大HPを合計30%上げながら、合計30%のHP回復も狙えます。
ただし、ここで問題になるのが「2凸」です。
ガチャキャラクターを無凸で確保することを前提に考えた場合、オデッサの耐久サポート性能を完全に評価することはできません。
逆に言えば、
「オデッサを2凸まで育てる」
のであれば評価はかなり変わります。
そのため、無課金・微課金プレイヤーが「とりあえず1体確保しておこう」と考えた場合、2凸を前提にした強みは考慮しにくくなります。
奥義は優秀だが、火力目的では使いにくい
オデッサの奥義「ブリーズオブユニティ」は全体攻撃と全体回復を同時に行います。
Lv1では、
・全体に威力35の風・智魔法攻撃
・味方全体の最大HP10%回復
Lv3では、
・全体に威力70の風・智魔法攻撃
・味方全体の最大HP20%回復
となっています。
全体回復を持っているため、パーティーの安定性を高めるという意味では優秀です。
ただし、オデッサの奥義は「敵を一気に倒すための火力奥義」というより、
「攻撃しながら味方を回復する」
という性格です。
現在のコンテンツで火力による高速攻略が重要な場合、純粋な火力サポーターと比較すると優先度が落ちやすくなります。
回復性能は便利だが「必須級」ではない
オデッサは全体回復を持っているので、ヒーラーとしても使えます。
しかし、
「オデッサがいないと回復が足りない」
というタイプのキャラクターではありません。
あくまで攻撃と回復を同時に行えることが強みです。
そのため、すでに十分な回復手段を持っているプレイヤーにとっては、オデッサを追加することで得られるメリットが小さくなります。
「回復役が不足している人」なら価値がありますが、「すでに強力なヒーラーがいる人」にとっては優先度が下がります。
解放軍編成でなければリーダーパッシブを活かしにくい
オデッサのリーダーパッシブは、
「解放軍の味方のHP&防御力15%上昇」
です。
これは解放軍を中心に編成する場合には強力です。
しかし、編成の自由度を考えると注意が必要です。
オデッサをリーダーとして採用した場合、解放軍キャラクターを多く編成するほど恩恵が大きくなります。
逆に、別陣営の強力なキャラクターを中心に編成している場合、リーダーパッシブの価値が低下します。
つまり、オデッサはどんなパーティーに入れても最大性能を発揮する「完全汎用サポーター」ではありません。
連携バフも強力だが回数制限がある
指南スキル「連導」では、自身参加の連携時に味方の攻撃力を上昇させます。
最大強化では、
「連携中、味方の攻撃力20%上昇」
を最大4回発動できます。
これも数値だけを見ると優秀です。
しかし、こちらも「連携」という条件があります。
つまり、
オデッサを編成する
↓
連携を発生させる
↓
その連携中に攻撃力バフ
という構造です。
汎用的な常時火力バフとは違うため、編成や戦闘状況によって恩恵に差が出ます。
魔防アップは強いが、攻撃性能には直結しない
「泰然」では攻撃を受けるたびに魔防が上昇します。
最大強化では、
・被弾するたび魔防+6%
・最大8回
となっています。
最大まで発動すれば魔防を大きく伸ばせます。
しかし、これも防御系の能力です。
つまりオデッサは、
HPアップ
+
防御力アップ
+
魔防アップ
+
回復
と、とにかく耐久面を伸ばす能力が多いキャラクターです。
裏を返せば、「敵を早く倒す」という部分への貢献度はそこまで高くありません。
オデッサは「長期戦」で評価が上がる
ここまでの性能を見ると、オデッサが弱いわけではないことが分かります。
むしろ長期戦になるほど強みが増えます。
戦闘開始
↓
行動を重ねる
↓
剣属性の前列を強化
↓
奥義で全体回復
↓
さらに2凸なら最大HPアップ
↓
被弾するほど魔防アップ
↓
パーティーの耐久力が上昇
という流れを作れるからです。
そのため、敵の攻撃を耐えながらじっくり戦うコンテンツでは評価が高くなります。
逆に「速攻環境」では評価が下がる
オデッサを引くかどうかで最も重要なのがここです。
もし現在の攻略環境が、
「敵を行動させる前に倒す」
「短いターンで大ダメージを出す」
「高火力キャラクターを最大限強化する」
という方向なら、オデッサの優先度は下がります。
理由は明確です。
オデッサの強力なバフには発動条件があり、耐久系の効果が多いからです。
「敵を倒す速度を上げるキャラクター」と比較すると、ガチャ石を使う優先度で負けやすくなります。
オデッサを引く価値が高い人
一方で、以下に当てはまるならオデッサを狙う価値があります。
・解放軍キャラクターを中心に編成している
・前列の剣属性キャラクターを強化したい
・耐久力が不足している
・全体回復役が欲しい
・長期戦で安定して戦いたい
・オデッサが好き
・2凸まで育成する予定がある
特に2凸まで育成する予定なら、「解放の芽吹き」による前列最大HPアップ+回復が加わるため、無凸評価とはかなり変わってきます。
オデッサをスルーしてもいい人
逆に、以下に当てはまるなら優先度は低めです。
・無課金や微課金で石を温存したい
・短期決戦を重視している
・すでに強力な回復役がいる
・解放軍をあまり使っていない
・剣属性の前列アタッカーを使っていない
・無凸で使う予定
・純粋な火力サポートを求めている
特に「1体だけ確保して終了」という考えなら、オデッサの性能を最大限引き出せない可能性があります。
オデッサは「弱い」のではなく「優先度が低い」
オデッサには、
・味方全体のHP回復
・解放軍のHP&防御力15%アップ
・前列剣属性の攻撃力30%アップ
・1凸で防御力30%も追加
・連携時の攻撃力20%アップ
・被弾による魔防アップ
・2凸で前列の最大HPアップ+回復
・妨害ではなく耐久面を中心とした安定性
など、サポーターとして見ると優秀な能力が多数あります。
問題は、それらの能力の多くが「特定条件」「時間経過」「凸」を必要とすることです。
そのため、ガチャの限られたリソースを考えると、より即効性の高いキャラクターを優先したほうがいいという判断になりやすいわけです。
オデッサの評価を一言でまとめると
オデッサは、
「長期戦の安定性を大きく高める耐久型サポーター」
です。
一方で、
「編成に入れた瞬間から火力を大幅に引き上げる最優先キャラクター」
ではありません。
特に「4回行動後」という固有スキルの発動条件が大きなネックです。
剣属性キャラクターとの組み合わせを考えても、速攻を狙うほどオデッサのバフ発動までの時間が惜しくなります。
さらに2凸で強力な「前列最大HP+15%&HP15%回復」が解放されるため、無凸で使う場合は評価を抑えざるを得ません。
したがって、現状の「引くべきほどではない」という評価は、
「性能が低いから」
ではなく、
「強みが耐久・長期戦寄りで、火力環境への適性が低く、強みを最大化するには4回行動や2凸などの条件がある」
という理由から来ていると考えるのが適切です。
特に無課金・微課金なら、オデッサを無理に確保するよりも、戦闘開始直後から火力に貢献できるキャラクターや、編成全体の火力を大きく変えるキャラクターに石を残しておくほうが、戦力アップにつながりやすいでしょう。
ビデモス 













