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ドンキーコング64の幻のレインボーコイン!17年見つからなかった理由とは

ドンキーコング64

1999年に発売された名作3Dアクションゲーム『ドンキーコング64』において、発売から17年が経過した2017年、それまで誰も存在を知らなかった「隠しアイテム」が発見され、RTA界隈に大きな衝撃を与えました。この驚きの発見の全貌をいくつかの項目に分けてまとめます。

幻の「レインボーコイン」とは?

『ドンキーコング64』には、ショップで武器や技を購入できる「バナナコイン」という通貨が存在します。その中でも「レインボーコイン」は非常に希少な存在です。

1枚獲得するだけで、操作できる5体のキャラクター全員に5枚ずつ、合計25枚分のバナナコインが一気に手に入ります。基本的には1ステージにつき1枚、地面にある「DK」と書かれた土の山に衝撃波を当てることで出現します。目視で確認できる場所に置かれているのが普通でした。

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17年間、誰にも見つからなかった理由

発見された2枚目のレインボーコインは、ステージ「ひるよるウッド」の片隅にある背の高い草むらの下に埋まっていました。

グラフィックが草で完全に覆われており、土の山などの手がかりも一切ありませんでした。

プレイヤーが気づける可能性は、その草むらの上を歩いたときにキャラクターが「ごくわずかに浮き上がる」という極めて小さな違和感だけでした。著名なスピードランナーであるプレイヤーが、過去のプレイのなかでまさにその草むらの真上を踏んで通過していたにもかかわらず、本人も視聴者も誰も気づきませんでした。

コインがキャラクター切り替えポイントの真正面に配置されていたことから、当初は意図して置かれたものと推測されます。しかし、その後の開発工程で草のテクスチャが追加された際、開発者がコインの存在を忘れてしまったのではないかと言われています。公式の攻略ガイドにも一切記載はありませんでした。

発見の経緯(2017年)

事態が動いたのは2017年、スピードランナーであり解析ツールの開発者でもあるIsotarge氏の作業がきっかけでした。

Isotarge氏はツール「スクリプトホーク」を使い、ゲームのセーブデータに記録されているアイテム収集フラグ(取得済みか管理するデータ)の欠けているリストを補完する地道な作業を行っていました。

効率化のため、各アイテムの座標に直接テレポートする機能を使って確認を進めていたところ、既存のリストにない未知のフラグ(座標)に突き当たりました。

その座標へワープし、草むらの中で衝撃波を放ったところ、ツールが警告を発すると同時にレインボーコインが姿を現しました。

コミュニティの有力ランナーたちと過去の記録を照合した結果、過去にこのコインを取得した記録はどこにもなく、17年越しの新発見であることが確定しました。

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RTA界隈への衝撃

この1枚のコインの発見により、「全収集物」「全バナナコイン」「全レインボーコイン」「キャラクター別コイン収集」など、網羅的な収集を競う部門のランキングがほぼ丸ごとリセット(白紙化)されました。

メインカテゴリーである「Any%(最速クリア)」「No Early Levels」「101%(達成率101%クリア)」の3部門については、収集するアイテムの範囲が異なるため影響はありませんでした。

完全クリア(2020年)

多くのランキングが白紙に戻ったことで、逆に「新発見を含めた真の完全クリア」をいち早く達成しようとするランナーたちの挑戦が始まりました。

かつてコインの真上を素通りしてしまい、記録が無効化されたconnor75氏もその一人です。彼は再びこの過酷なカテゴリーへと戻ってきました。
コインの発見から3年余りが経過した2020年9月、connor75氏は新たなルートを構築して挑戦。7時間以上におよぶ長丁場のなか、かつて見落としていた「ひるよるウッド」の草むらへ迷わず向かい、見事に隠しコインを回収しました。

そして、追加分を含めた正規の枚数をすべて集めきり、7時間32分40秒というタイムで乾燥を達成。自らの手で見事にかつての不完全な記録にけじめをつけました。

この一連の出来事に対し、ネット上では「17年間気づかないのはオカルト」「気づかず踏んでたのはおもしろすぎる」「また1から走れるのは逆に燃える」といった声が上がり、大きな盛り上がりを見せました。

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